PMがいないチームで、Seniorは何をすべきか?
最近試用期間を通過して、1-on-1でマネージャーにこう言われた。「もっと主体的にプロダクトの課題を探ってほしい。」
正直驚いた。毎日コードを書いて、issueを直して、プロジェクトを前に進めていたのに。それでもまだ主体的じゃないの?彼が本当に言いたかったことを理解するのに、しばらく時間がかかった。
全部同時に走ってる
試用期間を通過しても、プレッシャーが減るわけじゃなかった。むしろ、さらに多くのことを同時にこなすことになった:
| 項目 | 性質 | 自分でコントロールできること |
|---|---|---|
| Issue修正 | 日常業務、アウトプットは部分的に量で測定される | 安定したペースを保つ |
| プロジェクトA | 正式なプロジェク トだが、ユーザー側の要件確認が遅い | 限定的——主に返事待ち |
| プロダクトリサーチ | 主体的にプロダクトの改善点を探す | いつ出すか、どう見せるか、どう報告するか |
1日に3つ以上のことを切り替えていると、疲れるのは時間じゃない。絶え間ないcontext switchingだ。
そこで気づいた:うちにはPMがいない
入社初日から知っていたけど、それが何を意味するのか真剣に考えたことがなかった。
チームにはBA(Business Analyst)がいて、要件分析を担当している。でも「今どこまで進んでる?」「誰がblockされてる?」「優先順位を見直すべき?」といった問いを誰も本当には持っていない。
前の会社では、PMかTech Leadがそういうのを全部やってくれた。自分はbacklogを確認して、優先順位を確認して、プロダクト要件を明確にして、コードを書くことに集中すればよかった。specが来たら作る。詰まったらPMに言えば、残りは向こうがやってくれる。
今はその役割が存在しない。じゃあ誰がやるの?
Senior。
SeniorはPMじゃない、でもOwnershipは必要
最初は理解できなかった。自分はエンジニアなのに——なぜユーザーに返事を催促して、blockerを主体的に報告して、マネージャーと優先順位を揃えなきゃいけないの?それってPMの仕事じゃないの?
でもそれは、Seniorがチームのroadmapを持ったり、クロスファンクショナルな調整をしたり、他の全員の進捗を追ったりしてPMを代替すべきだということじゃない。本当のポイントはもっとシンプルだ:自分の仕事のblockerを、まるで他の誰かの問題であるかのように扱ってはいけない。
2つを比較してみると、違いがもっとはっきりした:
| PM | Senior | |
|---|---|---|
| 誰の進捗を管理するか | チーム全体 | 自分の担当ライン |
| 何を作るか決める | Roadmap、優先順位 | 決めないが、擦り合わせる |
| Stakeholderを追う | 関係者全員 | 自分のblocker |
| 誰に対して責任を持つ | ビジネス目標 | 自分が担当する機能 |
Seniorは他の人を管理する必要はない。自分の3つか4つのラインを落とさないようにするだけでいい。黙って待つんじゃなくて、blockerを主体的に報告する。指示を待つだけじゃなくて、自分が担当する機能について意見を持つ。
それはownershipであって、PMじゃない。
前の仕事が簡単すぎたわけじゃない
一瞬、前の会社がSeniorに対する期待値が低かっただけなのかと思った。でも考えれば考えるほど、それは問題じゃなかった。環境が違っただけだ。
前の会社にはPMがいて、調整の仕事から守ってくれていたし、プロダクトラインもシンプルだった。あそこでは「Senior」はもっと技術的に定義されていた——難しい問題を解ければ、それで十分だった。今の環境では、プロダクトの進捗を前に推すことも仕事の一部だ。誰もやってくれないから。
リーンなチームではそれが普通。理不尽じゃない。ただまだ慣れていないだけ。
実際にやったこと
これに気づいてから、いくつか変えた:
優先順位をつけて、マネージャーと擦り合わせる。 全部を優先順位順に並べて、「この順番で大丈夫?」と聞いた。メッセージ1通だけど、指示を受動的に待つ姿勢から、自分の仕事を能動的に管理する姿勢に変わる。
blockされたらラインを切り替える。でも記録は残す。 プロジェクトAのユーザーが返事しない?週1でpingして、書面の記録を残す。マネージャーにはblockerが自分側にないことがわかるし、空いた時間でプロダクトリサーチを進められる。
context switchingを頻繁にしすぎない。 全部を少しずつ触るんじゃなくて、優先順位で今日やることを決める。blockされたラインは記録して横に置き、unblockされたら戻 る。
最後に
全部基本的なことに聞こえるけど、PMが調整をしてくれることに慣れたエンジニアにとっては、適応に時間がかかる。プレッシャーの中では、自分のものじゃない仕事をしているように感じることもある。でもPMがいないチームでは、少なくともこれがSeniorであるということの一部だ。
余談だけど、この記事の思考整理は最初にAIとの対話を通じてやった。そしてそれを、日々のログとフィードバックのために自分で作った個人システム——Pasivと呼んでいる——で追跡した。Vibe codingはAIでプロジェクトを作ることだけじゃない。自分が今どこにいるかを整理するために使うことも含まれる。
